今日は春日井市内の公立小学校の卒業式でした。私は不二小学校に来賓として参列させていただきました。代表でのご挨拶もと連絡をいただきましたので、祝辞として原稿を用意して出かけました。今回の卒業式のような厳粛な会では、きちんと書いたものを用意します。もちろん、あまり長くならないように、また伝えたい内容をわかりやすく、と考えました。
一つ目は「命ある事、生きていることに感謝する」です。地球は今から46億年前誕生し、日本の国に人類が登場したのは約3万8千年前、その時から命はずっと続いていて、お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん、そうやってたどっていくと十代前では1024人、二十代前では百万人を超すんです、と相田みつおさんの「自分の番いのちのバトン」という詩の中に出てきます。
過去無料の命のバトンをつないで、今、皆さんは自分の番をこの時代に生きている、それは奇跡です。だから命を大切に、この世に誕生したことに感謝しましょう。と伝えました。そして二つ目は「夢に向かって努力する」。今、野球で大活躍している大谷選手は、小中校生の憧れの人第1位です。高校時代の監督さんがマンダラチャートという表で、目標に向かってやるべきことを書かせました。
その項目の中には「ごみを拾う。ポジティブに物事を考える。」等、野球の技術とは関係ない項目もありましたが、監督さんは、野球の能力だけでなく、人として内面も磨くことが大切と教えたかったのです。野球の成績も人としての振る舞いも高く評価され、大谷選手は世界中の人から愛される素晴らしい選手になりました。皆さんも夢に向かって、色々なことにチャレンジしてくださいね。
最後に、学校では先生たちが勉強を教え、ご両親は人生の生き方の先生であり、社会の中での関わり方は、地域の皆さんが先生です。ちなみに小中高生の憧れの第2位はお父さん、第3位はお母さんです。ご両親が頑張っている姿を、お子さんたちはしっかり見ています。前を行く我々大人が手本となれるか、気を引き締めなければと思います、と結びました。皆さんの旅立ちを応援していきます。